✅ はじめに
「節税になるから」「老後資金の準備になるから」と勧められることが多いiDeCo(個人型確定拠出年金)。
たしかにメリットも多い制度ですが、我が家では**“あえてやらない”**という選択をしています。
今回は、子育て世代・FIREを目指す家庭だからこそ考えておきたい、iDeCoのデメリットと判断基準をお伝えします。
🚫 iDeCoをやらない3つの理由
理由❶【最大の壁】60歳まで引き出せない資金拘束
iDeCoは原則60歳まで引き出し不可。
そのため、教育費・住宅費・突発的な支出が多い子育て世代にとってはリスクです。
🧸 たとえば…
- 子どもの進学で急にまとまったお金が必要
- 親の介護が発生
- 仕事や収入の変化で生活が不安定に
そんなとき、資金を柔軟に使えないのは大きなデメリットです。
理由❷【節税効果が思ったより少ない場合も】
iDeCoの魅力は「掛金が全額所得控除」になる点ですが…
👉 もともと所得が低め or 扶養控除を受けている人は、そこまで大きな節税になりません。
💡 たとえば、年収400万円の会社員が月1.2万円拠出しても、
年間の節税額は 約1.2万円前後 にとどまります。
理由❸【手数料と商品の選択肢に要注意】
iDeCoには以下のような手数料がかかります。
項目 | 金額(目安) |
---|---|
口座開設手数料 | 2,829円(初回のみ) |
毎月の管理費 | 約171円〜 |
加えて、投資できる商品も金融機関ごとに制限があり、
信託報酬が高めのファンドしかない場合も。
🧑💼 我が家の判断:「やらない」という選択
我が家では現在、
- 🔵 新NISA(つみたて&成長投資枠)をフル活用
- 🔵 生活に応じて資金の使い道を変えられる投資を優先
という方針をとっています。
理由はシンプル。
「柔軟にお金を動かせるか」が、子育て家庭にとって何より大事だからです。
💡 iDeCoはこんな人には向いていないかも?
以下に当てはまる人は、iDeCoよりも他の制度を優先した方がいいかもしれません。
✅ 教育資金や住宅購入が近い
✅ FIREや転職などライフスタイルの変化を検討中
✅ 所得が低く、控除の恩恵が少ない
✅ 投資の自由度・商品選びを重視したい
🗣️ Q&A
Q. iDeCoをやらないのはもったいない?
👉 必ずしもそうではありません。制度のメリットよりも、「引き出せない不自由さ」が勝る場合もあります。
Q. 老後資金はどうやって準備すれば?
👉 新NISAや特定口座でのインデックス投資で十分対応できます。資金も柔軟に使える点が魅力です。
Q. 企業型DC(確定拠出年金)はどうする?
👉 会社で用意されている場合は有利なことも。併用可否は勤務先の制度を確認して判断しましょう。
✍️ まとめ
iDeCoは節税効果や老後資金の形成に有効な制度ですが、
子育て世代やFIRE志向の家庭にとっては「やらない」選択も合理的です。
家計や人生設計は家庭ごとに違います。
大切なのは「メリット」だけでなく、「自分に合っているか?」という視点で考えること。
将来も、今も、家族の安心を大切にしたいですね😊