ワンルームマンション投資って実際どうなの?子育て世代が知っておくべき落とし穴とリアルな判断基準

【はじめに】

「不動産投資って安定して稼げそう」「会社員のうちにやった方がいいらしい」
そんな甘い言葉に誘われて始めたはずが、
「実は儲からなかった」「思ったよりリスクが大きい」
という後悔の声も多いのが、ワンルームマンション投資です。

この記事では、ワンルーム投資の仕組みと注意点、そして子育て世代が手を出す前に知っておくべきポイントを、わかりやすく解説します。

✅ ① ワンルームマンション投資とは?

  • 都市部の小規模マンション(1R〜1K)をローンで購入
  • 入居者を募って家賃収入を得る
  • 将来は売却益(キャピタルゲイン)を狙うことも

⚠️ ② メリットに見えるけど…要注意ポイント

✅ よく言われるメリット

  • 会社員ならローンが通りやすい
  • 不労所得として毎月家賃が入る
  • 団信(団体信用生命保険)付きなら「万一の保険」代わりにもなる

❌ でも、実際は…

よくある売り文句実情・注意点
毎月家賃が入る家賃は下落リスクあり、空室になると収入ゼロ
ローンは入居者が返してくれる実際は管理費・修繕積立金・税金など支出も多く手残りが少ない
保険代わりになる住宅ローンを背負ってる点ではリスクの方が大きい

🧮 ③ 家計目線で見る「収支シミュレーション」

例:都内中古ワンルーム(2,000万円)を購入、ローン35年

項目月額(概算)
家賃収入約7.5万円
ローン返済約6.5万円
管理費・修繕費・保険など約1.5万円
実質手残り▲0.5万円(赤字)

※固定資産税・所得税・空室期間を含めるとさらにマイナスになる可能性も👨‍👩‍👧‍👦 ④ 子育て世代には向いてる?向いていない?

❌ 向いていない理由

  • 教育費・住宅費・生活費がかかる時期に、大きなローンは負担が大きい
  • 思わぬ出費(修繕・空室など)で家計が不安定になる
  • 現金化しづらく、途中売却でも損失の可能性が高い

✅ 向いている人(かなり限定的)

  • 不動産の知識が豊富な人
  • 現金購入できるほどの余剰資金がある人
  • 複数物件でリスク分散できる人

💡 ⑤ 我が家の選択と代替案

我が家では、ワンルーム投資は見送りました。

その代わりに以下を実践中です:

  • つみたてNISA(S&P500とオルカンを各1万円ずつ)
  • 暴落時にはVYM・HDV・SPYD・SCHDをスポット購入
  • 教育費は児童手当+投資で準備

理由は、「小さく始められて、透明性が高く、途中でやめやすい」から。
子育て世代にとっては、**“手間なく、柔軟に調整できる投資”**が何より重要だと感じています。

🤔 Q&Aコーナー

Q. 営業に「団信付きなので保険がわりになる」と言われたのですが?
👉 住宅ローンを負うリスクの方が大きいです。保険目的なら収入保障保険の方が安くて確実。

Q. 将来、売却益は出ませんか?
👉 築年数とともに価値は下がりやすく、特にワンルームは流動性も低いため“思ったように売れない”ケースが多いです。

Q. それでも不動産投資がしたい場合は?
👉 区分マンションよりも、一棟・REIT・クラウドファンディング型の不動産投資などを比較検討するのも一案です。ただし、まずは現金や株式投資で安定した資産基盤を作ることが先決です。

✅ まとめ|“堅実な資産形成”が子育て世代の最優先

ワンルームマンション投資は、一見手軽そうに見えますが、
実際はリスク・手間・負担が多く、思った以上にハードルが高い投資です。

家計に余裕があるわけでもない子育て世代が、人生の“今”という大事な時期に
見えないリスクを抱えるのは得策ではありません

我が家の結論は、

🌱 少額から着実に育てられる「株式投資」こそ、子育て世代に最適な資産形成ツール!

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