【はじめに】
「太陽光発電って“投資”になるの?」「株より安全そう?」
そんな疑問を持っていませんか?
かつては“利回り10%超”といわれた太陽光投資も、現在では制度変更・売電単価の下落・メンテナンスの負担などから、家庭レベルでは“思ったほど儲からない”ケースが増えています。
この記事では、我が家が太陽光投資を見送った理由と、なぜ代わりにつみたてNISAや高配当株を選んだのかを、実体験と家計目線で比較しながら解説します。
✅ ① 太陽光発電投資の現実
✔ 初期費用が高い
家庭用ソーラーでも、工事費込みで100〜200万円。導入費用は軽く車1台分。
✔ 年間の売電収入は限定的
現在の売電単価は16円/kWh程度。
家庭用で年間収入はせいぜい8〜10万円。天候による変動もあり、安定性は低い。
✔ ランニングコストも地味に痛い
・定期点検(年1万円程度)
・パワーコンディショナーの交換(10年後に20万円前後)
・経年劣化で発電効率が落ちる
✔ 流動性がない
途中で現金化できない、設備を売るにも買い手が限られる。これは“投資”というより“設備導入”に近い。
📉 我が家が太陽光を選ばなかった理由まとめ
理由 | 内容 |
---|---|
コスト面 | 初期費用が大きく、回収に15年以上かかる計算 |
リスク面 | 故障・災害・制度変更リスクあり |
手間の面 | メンテナンスや売電管理などの手間がかかる |
再現性 | 同じ条件で他の家庭が再現しにくい |
投資性 | 資産としての成長がなく、インフレに弱い |
💡 ② 株式投資(つみたてNISA・ETF)の特徴
我が家が選んだのは、
- つみたてNISA(S&P500・オルカン 各1万円/月)
- 高配当ETF(VYM・HDV・SPYD・SCHD)を暴落時にスポット購入
理由は明確です。
✔ 少額から始められる
毎月1万円ずつから可能。初期投資で数十万円〜百万円も必要ありません。
✔ 長期で資産が増える
年3〜7%の利回りが期待でき、インフレにも対応。
✔ 流動性が高く、すぐ現金化可能
いざというときに売って現金にできるのは、大きな安心。
✔ 税制優遇あり
つみたてNISAは運用益が非課税。太陽光にはない魅力。
🆚 比較表:太陽光 vs 株式投資
項目 | 太陽光発電 | 株式投資(つみたてNISA) |
---|---|---|
初期費用 | 100万円〜 | 数千円からOK |
利回り | 3〜5%未満(天候依存) | 3〜7%(市場依存) |
メンテナンス | 必要(パワコン・点検) | ほぼ不要 |
流動性 | 低い(現金化しづらい) | 高い(売却即時) |
再現性 | 個別条件に依存 | どこに住んでいても同条件 |
🤔 Q&Aコーナー
Q. 太陽光投資って、本当に儲かるんですか?
👉 一部の事業者や条件の良い土地では可能性あり。ただし、**個人レベルの家庭用では“投資”というより“節電策”**という位置づけです。
Q. 株は怖いです。太陽光のほうが安心では?
👉 株の値動きはありますが、長期・分散・積立を守れば安定した成果が見込めます。太陽光も、制度改正や天候リスクがあります。
Q. それでも太陽光を導入したい場合は?
👉 設備の寿命・費用・売電単価を正確に試算すること。事業者の言いなりにならず、冷静な判断を。
✍️ まとめ|子育て家庭には「わかりやすく、柔軟に動ける投資」を
我が家では、太陽光発電を“投資目的”では選ばないという結論に至りました。
それよりも、
- 少額から始められる
- 家計に合わせて調整できる
- 長期で資産を育てられる
そんな投資先として、つみたてNISAやETFをコツコツと続けています。