🔰 はじめに|暴落=ピンチではなく「チャンス」「株価が下がってきて怖くなった…」「このまま積立投資を続けて大丈夫なの?」
投資を始めたばかりの方が、株式市場の“暴落”に対して不安を感じるのは当然のこと。特に子育て家庭では、教育費・住宅ローン・日々の生活費など支出が多く、リスクを取るのが怖いと感じる方も多いでしょう。
ですが、私たち夫婦がこれまで投資をしてきた経験から言えるのは、**「暴落はむしろ“将来の利益”を得る絶好のチャンス」**であるということです。
本記事では、わが家の実体験やルールを交えながら、
- なぜ暴落時に投資を続けるべきなのか
- 実際にどんな銘柄を買っているのか
- どんな心構えで市場に向き合うべきか
を具体的に紹介していきます。
🏡 子育て世帯のわが家が行っている「暴落時の投資行動」
我が家では、普段はつみたてNISAで「S&P500」と「オルカン(全世界株式)」を各1万円ずつ積立しています(月2万円の投資)。
そして、相場が大きく下がったときには「成長投資枠(新NISA)」を使って高配当ETFをスポット購入しています。
🎯 スポット購入で選んでいるETF
- VYM(バンガード・米国高配当株)
- HDV(iシェアーズ・コア 米国高配当株)
- SPYD(SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株)
- SCHD(チャールズ・シュワブ米国配当株式ETF)
高配当ETFは、暴落時に株価が下がっても配当利回りが上昇する傾向があるため、長期保有を前提とした資産形成に向いています。
📚 なぜ暴落時に「買い」なのか?
✅ 理由1:安く仕込める
市場が下がっているときは、株価が“割安”になっていることが多く、将来的な上昇を狙えるチャンスでもあります。
たとえば、2020年のコロナショック時にS&P500が約30%近く暴落しましたが、そこからわずか2年足らずで過去最高値を更新しています。
✅ 理由2:複利効果が高まる
安く買った株が値上がりすると、それだけ複利の効果が大きくなります。
仮に暴落時に株を買って保有し続けるだけで、数年後には2倍・3倍の資産になることも珍しくありません。
✅ 理由3:配当利回りが上がる
高配当株やETFは、株価が下がると相対的に配当利回りが上がるため、インカムゲイン(配当収入)を目的とする投資家にとっては非常に魅力的です。
📊 新NISAの「成長投資枠」をフル活用!
2024年からスタートした新NISAでは、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つに分かれています。
区分 | 年間投資上限 | 特徴 | 商品例 |
---|---|---|---|
つみたて投資枠 | 年間120万円 | 長期積立向け(非課税保有20年以上) | インデックスファンド等 |
成長投資枠 | 年間240万円 | 個別株・ETF向け(非課税保有無期限) | 高配当ETF・アクティブファンド等 |
成長投資枠は、スポット購入にぴったり!
私たちも、暴落時には成長投資枠を使い、VYMやSCHDなどの高配当ETFを買い増しています。
🏠 我が家の暴落体験談(コロナショック × 高配当ETFスポット購入)
2020年のコロナショック。当時、我が家はつみたてNISAでS&P500とオルカンを積み立てており、投資歴はまだ浅めでした。
株価が急落し、つみたて資産も大きく目減り。「このまま続けて大丈夫なのか?」と心配になりましたが、「投資は暴落時にこそ差がつく」という考えのもと、積立はそのまま継続。
さらに、普段は手を出さない高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)を成長投資枠でスポット購入しました。
この時の購入価格が底に近く、その後の回復で含み益も出ました。暴落時の行動が将来の安心につながる——そんな投資の基本を、実体験から学んだ出来事でした。
💡 暴落時に守るべきマイルール
✅ 続ける:積立投資は絶対に止めない
相場が下がっても、つみたてNISAでの積立はそのまま継続。下落相場でこそ“ドルコスト平均法”の効果が高まります。
✅ 買い増す:スポット購入はルールを決める
「10%以上下がったら少し買う」など、自分で基準を決めておくと、感情に左右されずに行動できます。
✅ 生活防衛資金を確保
暴落時に現金がないと焦ってしまいます。生活費6か月分は現金でキープしておくのが我が家のルールです。
🧠 よくあるQ&A
Q. 今の相場は暴落なのか分かりません。どう判断するの?
A. 絶対の基準はありませんが、過去の最高値から10%以上下がっていれば「調整局面」、20%以上なら「暴落」と呼ばれます。
Q. スポット購入のための資金はどう準備してる?
A. ふるさと納税の節約分や、ボーナスの一部を現金でプールしておき、暴落時の“出動資金”にしています。
Q. 怖くて買えません。やっぱり様子見の方がいい?
A. 無理に買う必要はありませんが、「あとで振り返ったら安かった」と思えるのが暴落時。少額でも“試してみる”価値はあります。
📝 まとめ|暴落はチャンスと心得よう
投資を長く続けていくうえで、暴落とどう向き合うかは非常に重要なポイントです。
特に、子育て中の家計では「損失=生活への影響」になりかねないため、焦って売ってしまうと取り返しがつきません。
でも、ルールを決めて、感情を切り離せば、暴落も「味方」にできます。
🔑 わが家の暴落対策まとめ
- ✅ つみたてNISAは継続(S&P500・オルカンに各1万円)
- ✅ 新NISAの成長投資枠は暴落時のスポット購入に活用
- ✅ 買うのは高配当ETF(VYM・HDV・SPYD・SCHD)
- ✅ 現金は生活費半年分+スポット用に確保
- ✅ トランプ関税時もスポット購入で成功体験あり