📝 はじめに
「もっと働けば、いつかは楽になるはず」と思っていたけれど、物価は上がり、給料は横ばい…。
そんな実感を持つ方にこそ伝えたいのが、「r > g」というシンプルだけど本質的な経済の法則です。
これはフランスの経済学者トマ・ピケティが提唱したもので、
**「お金を運用する人のほうが、働いて稼ぐ人より早く豊かになる」**ことを意味します。
つまり、資産運用をしないこと自体が「格差の原因」になる可能性があるということ。
本記事では、この「r > g」の意味と、わが家が実践している資産形成の考え方をわかりやすくご紹介します。
✅ r > gってなに?
「r > g」とは、次のような式です:
- r:資本収益率(株式投資や不動産などから得られる利益)
- g:経済成長率(給料やGDPの伸び)
📌 トマ・ピケティの調査によれば、r=5〜7%程度、g=1〜2%程度で推移するのが歴史的な傾向。
この差が、「投資家はますます豊かに、労働者は追いつけない」構図を生み出します。
📊 なぜ格差が広がるのか?【比較図】
分類 | 資本家(rの側) | 労働者(gの側) |
---|---|---|
資産運用 | 5〜7%で複利成長 | ほとんどなし |
所得の伸び | 配当・値上がり益などで加速 | 昇給は1〜2%が限界 |
資産の変化 | 雪だるま式に資産増加 | 支出が増えて貯蓄が減少 |
金融教育 | 投資・節税も積極的 | そもそも金融知識が乏しいケースも |
👪 わが家の実践例|“rの側”に立つための選択
「小さな一歩でも、rの側に立つこと」が私たちのテーマです。
我が家では以下のような方法で、少しずつ資本を築いています。
- つみたてNISAで毎月インデックス投資(S&P500・オルカン)
- 高配当ETF(VYM・HDV・SPYD・SCHD)はスポット購入
- 家計簿アプリで支出を見える化し、投資余力を捻出
📌 どれも月1万円〜スタートでき、無理なく投資を続けられる仕組みを意識しています。
💬 Q&A|よくある疑問
❓Q1:r > gって、お金持ちにしか関係ない話では?
A:いいえ、少額でも「資産運用」をすることで“rの側”に立てます。
つみたてNISAやiDeCoなど、庶民でも利用できる制度を使えば、月1,000円から投資を始められます。
お金の多寡より、「始めるかどうか」が未来を大きく分けます。
❓Q2:でも、投資って損しそうで不安です。
A:確かに短期では値動きがありますが、長期運用ならリスクは分散できます。
インデックスファンドやETFのように、分散された商品を長期で積み立てることで、過去の実績では安定したリターンを得られています。
また、少額から始めて「慣れる」ことも重要です。
❓Q3:r > gを知らないとどうなる?
A:給与だけに頼っていると、物価上昇や老後の生活に不安が残ります。
現金だけを持っているとインフレで実質的な価値が減少し、貯めているつもりが“損”になることも…。
「投資しないリスク」にも目を向けてみましょう。
✅ まとめ|“r > g”は知っておくべき「人生のルール」
この式は、特別な人だけが得をする裏技ではなく、現代を生き抜くための基本知識です。
労働で得たお金の一部を「資本」に変えることで、あなたもrの側に立つことができます。
「投資=難しいもの」という思い込みを捨てて、
今日から小さな一歩を踏み出してみましょう!